ゴロ世界史

紀元前202年〜8年 前漢の語呂合わせ

前202年、項羽との争いを制した劉邦(高祖)が皇帝となり、長安を都として建てた王朝。秦の急激な郡県制の失敗をふまえ、直轄地に郡県、功臣や一族の封地に諸侯王を置く郡国制から出発したが、呉楚七国の乱を鎮めたのち実質的な郡県制へ移った。武帝の代に最盛期を迎え、匈奴を討ち、儒学を官学とし、張騫を西域へ送って交易路を開いている。

後8年、外戚の王莽が帝位を奪って新を建てたため、いったん途絶える。のちに劉秀(光武帝)が後漢として再興し、前漢・後漢あわせて約400年続いた。この「漢」が、漢字・漢民族という呼び名の由来になった。「前202年建国・都は長安・後8年に王莽」の三点で押さえたい。

みんなの語呂(2件)

「これで覚える」は1つの事象につき1つだけ選べます。選び直すと、そちらへ移ります。

  • 憎(に・2)い項羽を追(お・0)い落とし、荷(に・2)を下ろす劉邦。都は長安

    編集部2026/8/28

  • 全巻(前漢)もってるやつ乙(202)!

    編集部2026/8/28

    編集部選評

    「やつ乙」から202を取る。つ で2、乙 の お で0、その つ でまた2。**乙 という一字が二桁を担っている**のが面白い。漢字一字に二音が入っているぶん、数字の密度が上がる。

    そして同音の使い方に、この句のいちばんの見どころがある。ぜんかん という読みを共有する語として「全巻」を選んだのだが、この語は意味の上では逆を向いている。**漢は前漢と後漢に分かれていて、この句が指しているのは前半の巻だけ**である。全巻もっていると言い張る人物が、実際に手にしているのは半分にすぎない。同音の語が意味の上で裏切るという、ねじれた面白さがある。

    「乙」も効いている。ネット上で労いに使われる一字で、置かれることで句全体が誰かへの声かけになる。労いの相手を王朝のほうに読み替えれば、四百年を走り抜けた「漢」への一言にもなる。

    留保をひとつ。担っているのは202だけで、滅亡の後8年は入っていない。それは期間の句として珍しくないので構わないのだが、問題はもう一方にある。**前漢と後漢を分けるのは「前」の一字なのに、その一字を担う音が句のどこにもない。**むしろ「全巻」という語が全体を指してしまうので、放っておくと後漢まで巻き込みかねない。同音がうまく決まっているぶん、この取り違えは起きやすい。

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