750年 アッバース朝の成立の語呂合わせ
750年、ウマイヤ朝を倒してアッバース朝が成立した。ウマイヤ朝がアラブ人を優遇したのに対し、アッバース朝は民族を問わずムスリムの平等を掲げ、「イスラーム帝国」と呼ぶにふさわしい体制を整えた。第2代カリフのマンスールが新都バグダードを造営し、ハールーン=アッラシードの時代に最盛期を迎える。
成立の翌751年にはタラス河畔の戦いで唐軍を破り、このとき捕虜を通じて製紙法が西方に伝わったとされる。「750成立→751タラス河畔」はセットで問われる定番。
みんなの語呂(2件)
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泣こお(750)、アバババ
編集部・2026/8/27
編集部選評
な・こ・お で750。お を零に充てる呼吸がなめらかで、力みがない。続くアバババがアッバースを受け、ば の反復が名前の濁音をそのまま持ち上げる。
面白いのは、これが勝者の名でありながら断末魔の形をしていることだ。悲鳴を上げているのは倒された側、ウマイヤ朝である。前半の「泣こお」も泣くのはウマイヤの人々であって、アッバース家ではない。勝った者の名前で、負けた者の声を鳴らしている。
そして史実がその読みを裏切らない。アッバース朝の初代カリフは、後世サッファーフ——流血者——と呼ばれた。ウマイヤ家の一族はほぼ根絶やしにされ、和解の宴に招いて皆殺しにしたという話まで伝わる。逃れた一人がイベリアへ渡り、後ウマイヤ朝を興した。七五〇年の王朝交代は、実際に血の匂いのする事件である。漫画の断末魔を借りた軽い一句のつもりが、当時の空気をよく写している。
泣(7)くな、GO(50)!バグダードへ新時代
編集部・2026/8/26