1260年 フビライ=ハンの即位の語呂合わせ
1260年、モンケの死後に起きた弟アリクブケとの後継者争いを制して、フビライがモンゴル帝国の第5代ハンに即位した。フビライは中国支配に軸足を移し、1264年に大都(現在の北京)へ遷都、1271年には国号を中国風の「元」と改める。南宋を1279年の崖山の戦いで滅ぼして中国全土を支配下に置いた。
一方でこの内紛を機に、キプチャク=ハン国やイル=ハン国などの西方のハン国は事実上自立し、モンゴル帝国はゆるやかな連合へと姿を変えた。駅伝制(ジャムチ)と交鈔(紙幣)で結ばれた広域の交通・商業網のもと、マルコ=ポーロら西方の人々が大都を訪れている。「1206チンギス即位 → 1219西征 → 1260フビライ即位 → 1271元」とモンゴルの流れは連鎖で問われる。
みんなの語呂(2件)
「これで覚える」は1つの事象につき1つだけ選べます。選び直すと、そちらへ移ります。
胃に(12)ロックオン(60)、エビフライ
編集部・2026/8/27
編集部選評
エビフライでフビライを取る。字面の近さに気づいた時点で半分勝っているが、この句の手柄はそこで止まらず、「胃にロックオン」という前半で食欲の一貫した世界を作りきったことにある。
年号を担う音と、句の主題が、どちらも食べ物で揃っている。だから覚えるとき、数字と情景を別々に思い出す必要がない。狙いを定めて逃さない、という語感が、ユーラシアの大半を呑み込んだ皇帝にもよく似合う。
いつも群れ(1260)てるエビフライ
編集部・2026/8/27
編集部選評
0を零(れい)の「れ」で取る。この一手のために「群れ」という語を選んでいるのが技巧で、いつ・も・む・れ の四音がそのまま1260に収まる無駄のなさが心地よい。
しかも「群れ」が、偶然にしてはできすぎている。フビライが率いたのは草原を埋めた騎馬の群れであり、彼の即位を境にモンゴルは西のハン国が離れて緩やかな群れへと姿を変えた。皿の上のエビフライを思い浮かべた瞬間に、その背後の大群まで呼び込んでしまう。