1814年 ウィーン会議の語呂合わせ
1814年、ナポレオン戦争後のヨーロッパ秩序を再建するため、各国代表がウィーンに集まった。議長はオーストリア外相メッテルニヒ。各国の利害が衝突して議事は進まず、連日舞踏会ばかりが続くさまは「会議は踊る、されど進まず」と皮肉られた。
ナポレオンのエルバ島脱出の報で慌ててまとまった1815年のウィーン議定書により、フランス革命前の主権と体制を正統とする「正統主義」を原則とするウィーン体制が成立。以後1848年の諸革命まで、ヨーロッパは保守反動の時代に入る。
みんなの語呂(3件)
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いっぱい(18)いいよ(14)、ウインナー(ウィーン)会議
編集部・2026/8/27
編集部選評
ウインナーは、音を借りてきた言葉ではない。ドイツ語の Wiener は「ウィーンの」という意味そのもので、あの細いソーセージはウィーン風という産地の名で呼ばれている。地名が食べ物の名になって日本語に入り、この句でふたたび地名へ戻された。よそから連れてきたのではなく、里帰りである。
そして「いっぱいいいよ」が、この会議の実態を正確に写している。ナポレオン後のヨーロッパをどう組み直すかを決める場でありながら、各国の代表は連日の舞踏会と饗宴に明け暮れ、議事はいっこうに進まなかった。リーニュ公が漏らした「会議は踊る、されど進まず」は、そのまま歴史用語になっている。ご馳走をいくらでも出す絵は、比喩ではなく記録に近い。
数字は いっぱい で18、いいよ で14。二語に分けて順番どおりに置いてある。「いいよ」の真ん中の い は数字に関与しない伸ばし音だが、これがないと言い回しが不自然になる。オムレツの「レツ」、おでんの「でん」に続いて、この作者は捨て音を恐れない。音の自然さのために一音を捨てる判断が、どの句でも一貫している。
嫌々よ(1814)、でも会議は踊る
編集部・2026/8/26
進まぬ会議、人はいよ(1814)いよ踊りだす
編集部・2026/8/26