1960年 アフリカの年の語呂合わせ
1960年、ナイジェリア・コンゴ・セネガル・マリなど17の国が一年のうちに独立し、この年は「アフリカの年」と呼ばれる。1957年にサハラ以南で最初の独立国となったガーナ(エンクルマ)が口火を切り、フランス領を中心に独立が連鎖した。国連のアフリカ諸国の議席が一挙に増え、国際政治の頭数がこの年を境に変わる。
ただし旗が変わっただけでは終わらなかった。独立直後のコンゴでは資源をめぐってコンゴ動乱が起こり、アルジェリアの独立は1962年まで戦争が続いた。植民地時代に定規で引かれた国境が民族の分布を無視していたことも、その後の紛争の底に残る。1963年のアフリカ統一機構(OAU)結成とセットで押さえたい。
みんなの語呂(2件)
「これで覚える」は1つの事象につき1つだけ選べます。選び直すと、そちらへ移ります。
行(19)く群(60)れの先頭はガーナ、17カ国が続いた
編集部・2026/8/28
群れなしていいな(60・17カ国)、アフリカの年
編集部・2026/8/28
編集部選評
群れ=む(6)れ(0)で60を取る。だが眼目は数字より絵のほうにある。17の国が一年のうちに独立した年に「群れなして」を当てた。音のために選んだ言葉が、事件の起きかたをそのまま言い当てている。
そのうえで「いいな」が17カ国を担う。年号のほかに独立国の数まで、この短さに入っている。しかも「いいな」は素直な感嘆として読めてしまい、数字だと指摘されるまで数字に見えない。羨望の言葉が数量に化けるところに、この句の仕掛けがある。
誰の「いいな」なのかは書かれていない。1960年に独立できなかった側から読めば、この一語は羨望になる。アルジェリアはこの年もまだ戦争の最中で、独立は1962年まで待つことになった。旗が一年で17本増えた年の、増えなかった側の視線。そう読むこともできる余地が残っている。
留保をひとつ。60と17という二系統の数字が同じ句を走っていて、どちらが年でどちらが国数かは句の中に手がかりがない。1900年代だと分かっている前提も要る。覚える側は「群れが年、いいなが数」と一度割り振り直さなければならず、これは情報を詰めたことの代償である。
同じ頃の出来事
- 1931年 フーヴァー=モラトリアム
- 1939年 第二次世界大戦の勃発
- 1939年 独ソ不可侵条約
- 1944年 ブレトン=ウッズ会議
- 1946年 フィリピンの独立
- 1948年 ビルマの独立とネ=ウィン時代
- 1949年 中華人民共和国の成立
- 1949年 NATO(北大西洋条約機構)の結成
- 1950年 朝鮮戦争
- 1956年 ハンガリー動乱(ナジ=イムレの処刑)
- 1956年 ポーランドの十月(ゴムウカの復帰)
- 1962年 キューバ危機
- 1963年 アフリカ統一機構(OAU)の結成
- 1965年 ベトナム戦争へのアメリカの本格介入
- 1967年 ASEAN(東南アジア諸国連合)の結成
- 1969年 ニクソン政権(訪中から辞任まで)
- 1973年 第4次中東戦争と第1次石油危機
- 1978年 日中平和友好条約
- 1989年 ベルリンの壁崩壊
- 1989年 マルタ会談(冷戦の終結)