ゴロ世界史

1830〜1870年 強制栽培制度(オランダ領東インド)の語呂合わせ

1830年、オランダ領ジャワで総督ファン=デン=ボスが導入した制度。村ごとに耕地の一定割合を割り当てて、コーヒー・サトウキビ・藍といった輸出作物を栽培させ、それを安値で買い上げた。ベルギー独立で財政の苦しかったオランダ本国はこれで潤い、一時は国庫収入の三分の一をジャワからの利益がまかなったとされる。

代償はジャワが払った。米を作る土地と労力が輸出作物に振り向けられた結果、各地で米不足と飢饉が起こる。本国でも制度への批判が高まり、1870年ごろから段階的に廃止されて自由主義的な政策へ移った。オランダの繁栄が植民地の犠牲の上にあったことを示す例として問われる。

みんなの語呂(2件)

「これで覚える」は1つの事象につき1つだけ選べます。選び直すと、そちらへ移ります。

  • 嫌(18)や、実(み・3)を丸(まる・0)ごと持ち去る強制栽培制度

    編集部2026/8/28

  • やさお(830)は離れて(870)! 去勢(強制栽培制度)!

    編集部2026/8/28

    編集部選評

    やさお で830、はなれ で870。どちらも三桁で、先頭の1を落とす扱いが前後でそろっている。目を引くのは「離れて」の れ で、れい の頭一音だけを取って0にしている。一音で0を担う手つきは速い。

    仕掛けの中心はもちろん同音である。きょうせい という読みを共有する別の語に置き換える、いちばん直接的な型だ。ただし置き換え先の語が強すぎて、一度読むと外れなくなる。忘れさせないという一点において、これ以上の選択はなかっただろう。

    そして、この句は同音の遊びで終わっていない。強制栽培制度は、村ごとに耕地の一定割合を輸出作物に割り当て、それを安値で買い上げる仕組みだった。オランダ本国の財政は潤い、ジャワでは米が不足して飢饉が起きた。**自分の食べるものを作る力を、土地から取り上げた**のである。去勢という語は、音が同じというだけでなく、この制度が土地に対して行ったことの比喩としても正確に当たっている。強い語を選んだことに、ちゃんと理由がついた。

    留保をひとつ。語が強いぶん、人を選ぶ。声に出して覚える場面を選ぶ句であることは否めない。加えて、誰が誰に対して行った制度なのかは句の外にある——ジャワもオランダも出てこない。衝撃で年号と制度名は残るが、中身は別に補うことになる。

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