1765年 印紙法の語呂合わせ
1765年、イギリスは北米13植民地に印紙法を課した。新聞・証書・許可証からトランプにいたるまで、あらゆる印刷物に印紙を貼ることを義務づける税で、植民地に対する初めての本格的な直接税だった。七年戦争で膨らんだ本国の戦費を植民地に負担させる意図があった。
植民地側は「代表なくして課税なし」を掲げて猛反発し、印紙法会議を開いて共同で抗議した。イギリスは翌1766年に印紙法を撤回するが、同時に宣言法で課税権そのものは留保したため、対立の火種は残る。アメリカ独立へ向かう一連の流れの出発点となった。
みんなの語呂(2件)
「これで覚える」は1つの事象につき1つだけ選べます。選び直すと、そちらへ移ります。
非難、むご(1765)い印紙法
編集部・2026/8/27
編集部選評
九音。数字を担う二語が、どちらも同じ方を向いている。非難する、むごい——句の全体がひとつの気分だけでできていて、余計なものが混じらない。感情の純度でできた句である。
同じページの下書きも「否(いな17)、無効(むこう65)だ!」と17と65の割り方は変わらない。ただしそちらは「代表なくして課税なし」という試験に出る標語まで運んでいる。この句はそこへは行かず、怒りだけで押し切った。短さと引き換えに情報を捨てている、と言うこともできる。
だが「むごい」という主観の語は、この法律を測るのにかえって適している。印紙法の税額は、本国の民が負っていた負担に比べればむしろ軽かった。植民地が怒ったのは金額ではない。自分たちの代表がいない議会で、自分たちへの税が決められたという一点である。金勘定では出てこない怒りを、むごい の三音が引き受けている。
なお、この事象は「アメリカ独立の流れ」の出発点にあたる。印紙で怒り、茶を捨て、独立へ——その「怒り」を正面から言葉にしたのが、この句である。
否(いな17)、無効(むこう65)だ!代表なくして課税なし
編集部・2026/8/27
この事象は「アメリカ独立の流れ」の一部です
印紙で怒り、茶を捨て、独立へ