1939年 独ソ不可侵条約の語呂合わせ
1939年8月23日、共産主義とナチズムという相容れないはずのソ連とドイツが、突如として不可侵条約を結んだ。反共を掲げてきたヒトラーと、反ファシズムを唱えてきたスターリンの握手は世界に衝撃を与え、各国の共産党は方針の転換を迫られた。
条約には**秘密議定書**が付いていた。ポーランドを東西で分け、バルト三国やフィンランドを含む東欧の勢力範囲を線引きする密約である。調印の9日後、9月1日にドイツがポーランドへ侵攻して第二次世界大戦が始まり、9月17日にはソ連も東から進駐した。密約どおりである。条約は1941年、ドイツが独ソ戦を始めて一方的に破られた。
みんなの語呂(2件)
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ドソドソ(独ソ)吹かし(不可侵)て、どうぞ、臭く(939)なったぞ!
編集部・2026/8/28
編集部選評
リコーダーの二音で国名を呼ぶ。ド と ソ で 独ソ。楽器の音階が、そのまま二つの国の頭文字になっている。**音を数字に変えるのが語呂の常だが、この句は音を国名に変えた。**しかも「吹かして」が続くことで、ドソドソ が本当に吹かれた音として立ち上がる。
その「吹かし」が 不可侵(ふかしん) を呼ぶ。ふかし と ふかしん は、ん の一音を足すだけの距離しかない。吹くという動作が、国名と条約名の両方を同時に成立させている。
数字は「臭く」の く・さ・く で939。三音で三桁を取りきっている。
そして**この句の芯は「臭い」にある。**楽器を人に貸せば臭くなる、という誰にでも分かる嫌さが置かれているのだが、この条約はまさに臭かった。表に出た条文は互いに攻めないという当たり障りのないものだったが、**裏に秘密議定書が付いていた。**ポーランドを東西で分け、東欧の勢力範囲を線引きする密約である。調印の9日後にドイツがポーランドへ侵攻し、その半月後にソ連が東から入った。密約どおりに動いたのである。裏がある、怪しい——という意味での「臭い」が、この条約の性格を正確に指している。
留保をひとつ。939の三桁で、先頭の1は句の外にある。それよりも、この条約が何を引き起こしたかが句にない点のほうが大きい。9日後に第二次世界大戦が始まっている。**臭いで終わらせるには、代償が大きすぎた条約である。**
行(1)く(9)先はポーランド、さ(3)く(9)っと東西で分ける密約つき
編集部・2026/8/28