ゴロ世界史

1973年 第4次中東戦争と第1次石油危機の語呂合わせ

1973年10月、エジプトとシリアが失った領土の回復を目指してイスラエルを奇襲した戦争。緒戦はアラブ側が優勢だったが戦況は押し戻され、軍事的には決着がつかないまま停戦に至る。

決定的だったのは戦場の外だった。アラブの産油国が石油戦略——イスラエル支持国への禁輸と減産、そして価格の引き上げ——を発動し、原油価格はおよそ4倍に跳ね上がる(第1次石油危機)。先進国の高度経済成長はここで終わり、省エネルギーへの転換と、1975年に始まるサミット(先進国首脳会議)を招いた。日本でも物価が急騰し、店頭から紙製品が消える騒ぎが起きている。「1973年第4次中東戦争=第1次石油危機 → 1979年イラン革命=第2次石油危機」で対にして押さえたい。

みんなの語呂(2件)

「これで覚える」は1つの事象につき1つだけ選べます。選び直すと、そちらへ移ります。

  • 式波(きなみ・973)! オイル足りない

    編集部2026/8/28

    編集部選評

    き で9、な で7、み で3。人名の四音から、頭の一音を捨てて残り三音を数字に使っている。捨てた「し」がないと名前として成立しないので、**捨て音のほうが名前を保ち、拾った音が年を作る**という形になっている。

    そして下の句が、この事件の本体を名指している。第4次中東戦争という戦争の名は句のどこにもなく、あるのは「オイル足りない」の一言だけだ。だがそれで正しい。**この戦争が世界史に残ったのは、戦場での勝敗ではなく、戦場の外で起きたことのためである。**アラブの産油国が禁輸と減産、そして価格の引き上げに踏み切り、原油はおよそ4倍になった。先進国の高度経済成長はここで終わっている。戦争の名を捨てて石油を取ったのは、事件の重心を正しく掴んだ選択だ。

    上と下のつながりは、意味の上では何もない。人名があり、油が足りない、と続くだけである。だがその素っ気なさが効いていて、油が足りないという六音だけが妙に生々しく残る。1973年の日本で、店頭から紙製品が消えた騒ぎと、遠くはない手ざわりだ。

    留保をひとつ。973の三桁で、先頭の1は句の外にある。それより、**誰と誰が戦ったのかが完全に落ちている**。エジプトもシリアもイスラエルも出てこない。石油危機の年としては完璧に働くが、第4次中東戦争という戦争そのものを問われたときには、句が何も答えてくれない。

  • 行(19)く年に油が七(な・7)転三(み・3)倒、第4次中東戦争で第1次石油危機

    編集部2026/8/28

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