1950〜1953年 朝鮮戦争の語呂合わせ
1950年6月25日の未明、北朝鮮軍が38度線を越えて南へ進撃し、戦争が始まった。ソウルは三日で落ち、韓国軍と米軍は釜山周辺まで追い詰められる。9月、国連軍(主力は米軍)がマッカーサーの指揮で仁川に上陸して背後を突くと戦況は逆転し、今度は国連軍が中朝国境の鴨緑江まで迫った。
ここで中国が動く。建国の翌年、**人民義勇軍を送って米軍と直接ぶつかった**のである。戦線は押し返され、38度線付近で膠着した。1953年、板門店で結ばれたのは講和条約ではなく**休戦協定**だった。南北の分断は固定化し、戦争は法的にはいまも終わっていない。中国にとっては建国直後に超大国と戦った経験として、また台湾問題や中ソ関係にも影響を残した戦争として問われる。
みんなの語呂(2件)
「これで覚える」は1つの事象につき1つだけ選べます。選び直すと、そちらへ移ります。
行(19)く手は38度線、号(ご・5)令(れい・0)は北から始まった朝鮮戦争
編集部・2026/8/30
朝(朝鮮)からきゅーこーん(950)失敗、ゴミ(53)になる指輪
編集部・2026/8/30
編集部選評
「朝」の一字が二役をこなす。朝鮮を呼びながら、同時に時刻としても読めるので、朝から求婚する、という場面がそのまま立ち上がる。**事件名を運ぶ語が、場面の設定まで兼ねている。**しかも時刻として外れてもいない。1950年6月25日、北朝鮮軍が38度線を越えたのは未明のことだった。
数字は「きゅーこーん」に沈んでいる。きゅー で9、こ で5、そして伸ばす音で0。**長音を桁として数える型**で、末尾の ん は捨てる。求婚という日常の語のなかに三桁が入っているので、数えている気配がしない。「ゴミ」は ご・み で53。二音で二桁、無駄がない。
芯は結末のほうにある。**求婚に失敗して、指輪だけが残る。**この戦争は、南北のどちらもが武力で統一しようとして、どちらも果たせなかった戦争である。求婚は成立しなかった。そして1953年に板門店で結ばれたのは、講和条約ではなく**休戦協定**だった。戦争は法的には終わっていない。**渡されなかった指輪が、七十年以上そのまま残っている。**捨てたはずのものが捨てきれずにあり続けるという絵は、この戦争の後始末そのものだ。
留保をひとつ。誰と誰の戦争かが句にない。求婚と失恋の絵には二人しか出てこないが、実際には北朝鮮と韓国に加えて、国連軍と中国人民義勇軍が入り乱れた多国間の戦争だった。とりわけ**建国翌年の中国が人民義勇軍を送って米軍と正面からぶつかった**ことは、その後の東アジアを決めた最大の要素なのに、句はすべてを二人の話に畳んでしまっている。
同じ頃の出来事
- 1929年 世界恐慌
- 1931年 フーヴァー=モラトリアム
- 1939年 第二次世界大戦の勃発
- 1939年 独ソ不可侵条約
- 1944年 ブレトン=ウッズ会議
- 1946年 フィリピンの独立
- 1948年 ビルマの独立とネ=ウィン時代
- 1949年 中華人民共和国の成立
- 1949年 NATO(北大西洋条約機構)の結成
- 1956年 ポーランドの十月(ゴムウカの復帰)
- 1956年 ハンガリー動乱(ナジ=イムレの処刑)
- 1960年 アフリカの年
- 1962年 キューバ危機
- 1963年 アフリカ統一機構(OAU)の結成
- 1965年 ベトナム戦争へのアメリカの本格介入
- 1967年 ASEAN(東南アジア諸国連合)の結成
- 1969年 ニクソン政権(訪中から辞任まで)
- 1973年 第4次中東戦争と第1次石油危機
- 1978年 日中平和友好条約